靴のあれこれ〜皮と革

靴のあれこれ〜皮と革

アントニオルフォの靴は天然皮革を使い、独特の風合いをそのまま活かして作られています。

 

一足一足クリーム等で職人が仕上げることなしに、あの気品のあるグラデーションは生まれません。とても深みがあって、一度見ると魅入ってしまうあのアントニオルフォの色合いは、靴の色気と存在感に大きな力を与えていると言っていいでしょう。

 

ところで皮革(ひかく)と言いますが、皮も革もかわですよね。

 

どうしてわざわざ靴の世界では皮革などと表現するのでしょう。実は、皮と革とは決定的に違うもので、皮が加工されると革になります。皮は原皮とも言いますが、これは動物から剥いだままの状態、そしてそれをなめし剤でなめしたものが革です。

 

じつはなめし剤が使われると、皮のコラーゲンタンパク質が化学変化を起こして変質します。
放っておくとただ腐敗してしまいますが、なめすことで初めて腐らない革へと変化するのです。

 

靴に限りませんが、革として多く加工品に使われるのは、牛、馬、羊、鹿、豚、山羊、その他もろもろです。ワニやヘビなどもありますよね。強度や大きさなども関係しますので、靴には牛が比較的多く使われます。

 

また、厳密に言うと、フォーマルの席ではワニ革はNG、などという厳しいマナーもあります。ワニはカジュアルとみなされてしまうのですね。なかなかそこまで厳しいドレスコードのあるところに出掛けることはないかもしれませんが、知っておいたほうが良いでしょう。

 

間違いないのは黒の牛革、一足は持っていたいものですね。